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automount - autofs のマウントポイントを設定する
automount [options] mount-point map-type[,format] map [map-options]
automount プログラムは autofs (Linux 組み込みのオートマウントシステム) の マウントポイントを設定するために使われる。 automount はベースとなる mount-point と map を引き数に取り、 ベースである mount-point 以下のファイルシステムがアクセスされるときに、 これらの引き数を (他の options と組み合わせて) 使って 自動的にマウントする。 ファイルシステムはアクセスを一定期間受けないと、 自動的にアンマウントされる。
automount は少なくとも 3 つの引き数を取る。 必須の引き数には mount-point, map-type, map が含まれる。 必須の引き数と必須ではない引き数の両方を以下で説明する。
automountMap スキーマにおけるエントリは、 指定されたサブツリーにある automount オブジェクトである。 ここで cn 属性はキーであり (ワイルドカードキーは "/")、 automountInformation 属性は オートマウントシステムで使用される情報を保持する。 このモジュールで使用されるスキーマのドキュメントは http://docs.sun.com/source/806-4251-10/mapping.htm から オンラインで入手できる。
RFC 2307 スキーマエントリは nisObject オブジェクトである。 cn 属性はキーとして使用され、 nisMapEntry はオートマウントシステムで使用される情報を保持する。
sun フォーマットは以下のオプションをサポートする:
automount デーモンがシグナル USR1 をキャッチすると、 autofs マウントされているファイルシステムのうち 現在使用されていないもの全てをアンマウントし、 動作し続ける (強制的な期限切れ)。 シグナル TERM または USR2 をキャッチした場合、 autofs マウントされているファイルシステムのうち 現在使用されていないもの全てをアンマウントし、 全てのファイルシステムがアンマウントされた場合には終了する。 使用中 (busy) のファイルシステムはアンマウントされない。 このデーモンは HUP シグナルにも応答する。 HUP シグナルは、ゴースト化が実装されているマップ (現在のところは FILE と NIS マップ) に対しては、更新の引金となる。
デーモンに終了シグナルが送られた時に autofs ディレクトリ自身が使用中の場合、 デーモンは autofs ファイルシステムをアンマウントせずに終了する。 ファイルシステムは動作停止 (機能していない) 状態のままにされ、 使用されなくなったときにアンマウントされる。
autofs(5), mount(8).
望ましい機能が非常に不足している (TODO ファイルを参照)。
ドキュメントの修正したい箇所がそのままにされている。
その他のバグは詳細な説明と共に <autofs@linux.kernel.org> へ報告してほしい。 メーリングリストへの参加方法とアーカイブについては、 http://linux.kernel.org/mailman/listinfo/autofs を見てほしい。
H. Peter Anvin <hpa@transmeta.com>
14 Jan 2000 |