SIGNBIT(3) | Linux Programmer's Manual | SIGNBIT(3) |
signbit - 浮動小数点実数の符号 (sign) を調べる
#include <math.h>
int signbit(x);
-lm でリンクする。
signbit():
signbit() は、あらゆる種類の浮動小数点実数に対して 適用可能な汎用的なマクロである。 x の値の符号ビットがセットされている場合、非 0 の値を返す。
このマクロは x < 0.0 と全く同じではない。 なぜなら、IEEE 754 の浮動小数点表現では 0 も符号を持つからである。 -0.0 < 0.0 という比較結果は偽 (false) だが、 signbit (-0.0) は 非 0 の値を返す。
NaN と無限大には符号ビットがある。
signbit() マクロは x の符号が負の場合 0 以外を返し、そうでない場合 0 を返す。
エラーは発生しない。
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値 |
signbit() | Thread safety | MT-Safe |
POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C99. この関数は IEC 559 で定義されている (また IEEE 754/IEEE 854 では付録で推奨関数として定義されている)。
copysign(3)
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2017-09-15 | GNU |