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atanh, atanhf, atanhl - 逆双曲線正接(inverse hyperbolic tangent)関数
#include <math.h>
double atanh(double x); float atanhf(float x); long double atanhl(long double x);
-lm でリンクする。
atanh():
atanhf(), atanhl():
これらの関数は x の逆双曲線正接 (inverse hyperbolic tangent) を計算する。 すなわち、その双曲線正接 (hyperbolic tangent) が x になるような値である。
成功すると、これらの関数は x の逆双曲線正接を返す。
x が NaN の場合、NaN が返される。
x が +0 (-0) の場合、+0 (-0) が返される。
x が +1 か -1 の場合、 極エラー (pole error) が発生し、 関数の種類に応じて、数学的に正しい符号の HUGE_VAL, HUGE_VALF, HUGE_VALL がそれぞれ返される。
x の絶対値が 1 より大きい場合、 領域エラー (domain error) が発生し、 NaN が返される。
これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。
以下のエラーが発生する可能性がある。
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値 |
atanh(), atanhf(), atanhl() | Thread safety | MT-Safe |
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
double 版の関数は SVr4, 4.3BSD にも準拠している。
glibc 2.9 とそれ以前のバージョンでは、 極エラーが発生した場合、POSIX で要求されている ERANGE ではなく EDOM が errno に設定される。 バージョン 2.10 以降の glibc では、正しい動作をする。
acosh(3), asinh(3), catanh(3), cosh(3), sinh(3), tanh(3)
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2017-09-15 |