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scriptlive - タイミング情報を使って、セッションのタイプスクリプトを再実行する
scriptlive [options] [-t] timingfile [-I|-B] typescript
このプログラムは、タイプスクリプトを再実行する。 その際、標準入力のタイプスクリプトとタイミング情報を使って、 スクリプトが記録されたときの、元の入力動作と同じリズムで、入力が行われるようにする。
セッションの再実行は、新たに作られる疑似端末でユーザの $SHELL を使って行われる ($SHELL が設定されていない場合は、デフォルトの /bin/bash を使用する)。
気をつけていただきたい! タイプスクリプトには、どんなコマンドが入っているかわかったものではないのだ。 そこで、scriptlive(1) でタイプスクリプトを実行する前に、 それが問題を起こさないことを確かめるために、"scriptreplay --stream in --log-in typescript" をやっておくことをお勧めする (--log-in の代わりに --log-io を使ってもよい。[訳注: なお、このコマンドにはタイミングファイルの指定も必要である])。
タイミング情報とは、script(1) が --log-timing で指定されたファイルに出力するもののことだ。scriptlive で使用するタイプスクリプトには、標準入力の情報が含まれていなければならないが、 それは、script(1) が --log-in や --log-io で指定されたファイルに書き出すものである。
% script --log-timing file.tm --log-in script.in Script started, file is script.out % date <etc, etc> % exit Script done, file is script.out % scriptlive --log-timing file.tm --log-in script.in
Karel Zak <kzak@redhat.com>
Copyright © 2019 Karel Zak
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script(1), scriptreplay(1)
この scriptlive コマンドは、util-linux パッケージの一部であり、Linux Kernel Archive <https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util-linux/> から入手できる。
October 2019 | util-linux |