JOIN(1) | ユーザーコマンド | JOIN(1) |
join - 2 つのファイルのフィールドが共通な行を結合する
join [OPTION]... FILE1 FILE2
入力行のあるフィールドを比較し、同一だった場合、結合して標準出力に出力します。 スペースで区切られた最初のフィールドがデフォルトで比較されます。
FILE1 と FILE2 の一方が - の場合 (両方は不可)、標準入力から読み込みます。
-v FILENUM -a FILENUM と同様だが、結合した行を出力しない
-t CHAR が指定されない限り、空白がフィールドを分離し、先頭の空白は無視されます。 指定された場合はフィールドは CHAR によって分離されます。 全ての FIELD は 1 から始まるフィールド番号で識別されます。 FORMAT は一つ以上のコンマ (,) または空白で区切られたフィールド指定で、 それぞれの指定は 'FILENUM.FIELD' または '0' です。 デフォルトの FORMAT では、結合されたフィールド、 FILE1 の残ったフィールド、 FILE2 の残ったフィールドを CHAR で区切って出力します。 FORMAT が 'auto' というキーワードの場合、各ファイルの最初の行により、 各行で出力されるフィールドの数が決定されます。
重要: FILE1 と FILE2 は結合するフィールドに関してソートされていなければいけません。 例えば、'join' にオプションを指定しないときは "sort -k 1b,1" を使用し、 'sort' にオプションを指定しないときは "join -t ''" を使用します。 備考として、比較の優先順位は 'LC_COLLATE' で指定された規則に基づきます。 入力がソートされておらず、いくつかの行が結合できない場合は、 警告メッセージが表示されます。
GNU coreutils のオンラインヘルプ: <https://www.gnu.org/software/coreutils/> 翻訳に関するバグは <https://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 詳細な文書 <https://www.gnu.org/software/coreutils/join> (ローカルでは info '(coreutils) join invocation' で参照可能)。
作者 Mike Haertel。
Copyright © 2020 Free Software Foundation, Inc.
ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later
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comm(1), uniq(1)
join の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および join のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。
2021年5月 | GNU coreutils |